錻力版校正

とある案件で錻力印刷の校正を見せて頂きました。

錻力とは金属のブリキのことで漢字で書くとこうなります。

 

なんだか強そう。

 

 

紙の印刷現場は見たことがあるのですが

金属印刷は人生初でした。

 

 

一色ずつインクを載せていくのは紙と同じなのですが、

金属印刷の場合、自然乾燥ではインクが乾かないので

一色刷り上がるごとに150℃〜180℃の炉の中で強制乾燥!

 

炉に入れる前なら、紙と違って金属なので

刷ったインクを溶剤で落として

「もうちょっと黄色っぽくしてください。」

などの色の微調整ができるのも

金属印刷ならではだと感じました。

 

 

印刷機は人の手で金属板をセットしていたので

ブランケットにインクが載り、

金属板に刷られていく様子がよく見えて

感慨深いものがありました。

 

今回、版の修正があり、

製版フィルムをハイターで直す工程も見せて頂きました。

こういう手作業があってこそ、モノが出来ていく実感があって

より愛着がわいてきます。

でも、もうすぐ製版から印刷まで全自動になるそうです。

 

 

錻力には

ツルっとしていて一番光沢のあるブリキ材、

ざらっとしていて梨の肌のようなサテン材、

つるっとしているけど鈍い輝きのティンフリー材

の三種類があり、

素材によって色の出方や質感の違いを楽しんだり

白のインクを載せるか載せないかできらきら感を変えたり、

また、エンボス加工や、ニスの違いで印象がガラッと変わるので

デザインの幅が広くて、かなり面白いです。

 

 

デザイナーになって

1から自分がデザインしたものが商品になるのは

これが初めてなので出来上がりが楽しみで仕方ないです!

 

 



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